“アシュタンガ”とは古代インドで使われていたサンスクリット語で“8本の枝”という意味を表します。
Hatha Yogaの一種で、紀元前にインドの聖者パタンジャリによって始められ、
現在になってインドのMysoreでSri.K.Pattabhi Joisによって受け継がれました。
流れる様な一連の決まったAsana(ポーズ)を呼吸と調和させながら行なう力強いヨガです。
胸式呼吸と共に、連続した動きにより体を温め、柔軟性をつけ、体力、精神力、軽快さを身につけます。
呼吸、エネルギーロック(Uddiyana Bandha, Mula Bandha)、目の位置(Driste)を学びながらポーズを中心に練習します。
1.YAMAS(ヤマ)禁戒・道徳律
● Ahimsa(アヒムサー) 非暴力
単に人に暴力を振るわないというだけでなく、親切であること、思いやりのあること。
また他人に対してのみでなく自分に対しても同様にそうであること。
何事に対しても思慮深くあること。
● Satya(サティア) 真実・誠実さ
嘘をつかないこと。誠実であること。言葉や態度に思慮深くあること。
好ましくない事実を告げない、歓心を買う言葉を告げない。
● Asteya(アスティヤ) 不窃盗
盗まないこと。自分の物でないものをとらないこと。みんなのものを独り占めしないこと。
必要なもの以上をとろうとしないこと。
● Brahamacarya(ブラフマチャリ) 節制・梵行
性欲・物欲・食欲・名誉欲など、あらゆる強い欲望と感覚的な快楽にふけってエネルギーを浪費することを戒めること。
● Aparigraha(アパリグラハ) 不貧
欲望の奴隷にならないこと。必要なものを必要なだけいただくこと。満足を知ること。
2.NIYAMA(ニヤマ)個人的な規律・勧戒
● Shaucha(シャウチャ) 清浄
清潔さ。体の外側だけでなく、内側の健康と心の明瞭さ。生活の場を清潔に保つこと。
● Samtosha(サムトーシャ) 知足
満足すること。起こったことや結果についてうけいれること。謙虚さ。慎み深い、思慮深い態度。
● Tapas(タパス) 苦行
行うこと。行動すること。Yogaの実践。体を健康に保ち、体と呼吸と食べ物などの生活習慣に配慮すること。
● Svadhyaya(スヴァディヤーヤ) 自己修練
多くの場合、書物での学習をさとすとされるが、より広く自分自身を学ぶことで自分に親しむこと。
● Isvarapranidhana(イシュワラプラニダーナ) 信じる心
信仰心とも訳されるが、そうではなく、より大きな(人間の力の及ばない) 力に敬意を払い、
行為のプロセスに集中し、結果については受け入れ、満足するという態度。
4.PRANAYAMA(プラナヤマ)調気・呼吸のコントロール
5.PRATYAHARA(プラティヤハラ)制感・感覚のコントロール
6.DHARANA(ダラーナ)集中力
7.DHYANA(ディヤーナ)瞑想・静慮
8.SAMADHI(サマディー)三昧・自己実現
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